サロン経営者

連載 8/8『フリーランス美容師』とは

メリット、デメリット
給料について

近年、美容業界において注目される
働き方の1つに『フリーランス美容師』
というものがあります。

その注目度は益々上がる傾向にあり
さらにその人口は
増えることが予想されます

今後『フリーランス美容師』
にチャレンジされる方の
ご参考になれば幸いです。


独立とフリーランスの違い
そもそも「独立」と「フリーランス」
いったい何が違うのでしょうか?

まず広義な解釈をすると
組織から外れるという
意味でどちらも【独立】です。
ですが、美容業界においては
【独立】した上で自身で店舗を持つこと
つまり開業することを「独立」といい、
一方で自身で店舗を持たない【独立】
「フリーランス」と呼びます。

・店舗を持つ【独立】→「独立」
・店舗を持たない【独立】→「フリーランス」
ではこの「店舗の有無」
によって生じる具体的な違い
みていきましょう。

初期費用が違う
「独立」と「フリーランス」2つの
選択肢を考えたとき、
1番大きな違いが「初期費用の額」です。

当然、「独立」にかかる
初期費用のほうが「フリーランス」
のそれをはるかに上回るのですが
実際どれほどの費用の差があるのでしょうか?

独立開業されたオーナー美容師の
方々のリアルな数字をお
聞きしたところ、
規模や地域による違いはあれど
300万〜1000万ほどの
初期費用を要しているようです。

【ちなみに僕自身は平成8年に1200万でした】

ほとんどの方が自己資金を
上回る借り入れをしており

なかには自己資金の7倍という額の
融資を受けている方も。

これらの額には運転資金も
含まれているのですべてが
初期費用ということではありませんが
多くの「借金」を抱えた状態で
独立
をしているということがわかります。

では、「フリーランス」の場合は
どうでしょうか?
ずばり「初期費用は0円」です。

設備を利用しないかぎり
設備費が発生しないため
マイナスに振れることがありません。
いわば「無借金」での独立です。

まとめ
『フリーランス美容師』
は今後さらに認知され
広まりをみせるでしょう。

このフリーランスという働き方により
「自分らしく」美容師を
することができています。

美容師の働き方は
1つではありません。

そして正解もありません。

固定概念にとらわれず
柔軟な思考で
美容師という
仕事の可能性を共に
体現していきましょう。

ビューティーラボ福井支援会 会長 小林道生